今野 敏 新潮社 2008/01/29
最初の五、六ページで、竜崎の家庭人としての有り得なさにムッと。
我慢して読む進めていくと、その有り得なさかげんにもそれなりのしっかりとした信念の裏付けがあるのがわかってきて、更にはキャリアとしての自負やら信念や等もわかってきて、五十ページぐらいまで読み進めたあたりで、竜崎を応援している自分がいましたよ。
いや、これは面白いです。
警察小説としても、キャラクター小説としても。
ただ、このキャラクターを面白いと思えない人には薄味に思えるかも……。
その後、一気に最新刊まで手に入れて地道に読み進め、現在はスピンオフでもある3.5の途中。
噂のシリーズ三作目は、あまりの気恥ずかしさに身もだえするあまり読み進めるのが遅くなっちゃいましたが(っていうか、お友達(?)に真顔で相談するなよ~。相談された側もとんでもない助言しかしないし)、勢いは衰えずおもしろいまま。
シリーズが進むにつれ、竜崎という特異なキャラクターが浸透してきてニヤニヤが止まらなくなります。
本人が真面目なら真面目なほど周囲は面白いというアレですよ。
楽しみなシリーズがひとつ増えました。
好き好き。
竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。
最初の五、六ページで、竜崎の家庭人としての有り得なさにムッと。
我慢して読む進めていくと、その有り得なさかげんにもそれなりのしっかりとした信念の裏付けがあるのがわかってきて、更にはキャリアとしての自負やら信念や等もわかってきて、五十ページぐらいまで読み進めたあたりで、竜崎を応援している自分がいましたよ。
いや、これは面白いです。
警察小説としても、キャラクター小説としても。
ただ、このキャラクターを面白いと思えない人には薄味に思えるかも……。
その後、一気に最新刊まで手に入れて地道に読み進め、現在はスピンオフでもある3.5の途中。
噂のシリーズ三作目は、あまりの気恥ずかしさに身もだえするあまり読み進めるのが遅くなっちゃいましたが(っていうか、お友達(?)に真顔で相談するなよ~。相談された側もとんでもない助言しかしないし)、勢いは衰えずおもしろいまま。
シリーズが進むにつれ、竜崎という特異なキャラクターが浸透してきてニヤニヤが止まらなくなります。
本人が真面目なら真面目なほど周囲は面白いというアレですよ。
楽しみなシリーズがひとつ増えました。
好き好き。
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