怖い絵

2009年8月5日 読書
中野京子  朝日出版社 :2007/07/18
 
凄惨・残酷・非情・無惨で……甘美。
心の底からゾッとする、名画の見方、教えます。

読み終わった後、もう一度絵を観てください。ドガ描くプリマ・バレリーナが、ホガース描く幸せな家族の肖像画が、ブロンツィーノ描く『愛の寓意』が、一変します――名画にひそむ、心胆寒からしめる恐怖の物語。本書を読めば、絵画の見方が変わります。

■よりすぐりの名画20点をカラー図版で掲載
ティントレット『受胎告知』/ムンク『思春期』 /クノップフ『見捨てられた街』/ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』/ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』/ホルバイン『ヘンリー八世像』など、見れば見るほど怖くなる名作絵画20点。

歴史物の週刊誌を読んでいるような感じ……かな。
文章のリズムが心地よくて読みやすい。
知識欲を程良く刺激してくれて、読み終わるとちょっとだけ、かしこくなれたような気がします。(あくまでも、気がするだけ(笑))
 
三巻で完結。

コメント