廃校が決まっている田舎の中学に転校した春花。最後の卒業生となるクラスで春花を待っていたのは、鬱屈した環境の中、静かに狂い始めたクラスメイトによる凄惨なイジメだった――。
押切蓮介初の本格ホラー!!
 
雪の降るこの町で、私の家族は焼き殺された。

最終巻。
ここ最近で一番続きが気になる漫画でした。
悪意の連鎖が取り返しのつかない事態を引き起こし、そしてまたそれぞれの悪意の裏には幼いながらも切実な思いがあったりなかったり……。
一巻の終わりが“ああ”で、二巻の終わりが“こう”だったので、最後はやっぱりそうなるんだろうなと予想はしてたし、それ以外に終着点はないと分かってたんですが……。
しょーちゃんの澄んだ瞳が悲しいとしょんぼりしつつ、作者のあとがきを読んで納得。
表現する手段は千差万別。
本当に面白かったです。拍手。
 
 
……ですが。残酷だったりかなりえぐかったりするシーンが沢山あるので、その手の表現が苦手な方にはおすすめできません。

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