田辺青蛙 角川グループパブリッシング (2008/10/25)
 
村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき―。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。
第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

 
これも去年読んだ本。
 
ホラーというよりファンタジーといった雰囲気の作品でした。
人間に沿うようにして生きている妖鬼の純粋さ単純さが好感度高し。
妖鬼達の視点から見た人間達の姿に、ちょっと苦笑いしたりして……。
なにか、懐かしい感じのする作品でした。うん

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