雀野日名子 メディアファクトリー (2008/5/14)
 
第2回「幽」怪談文学賞短編部門大賞受賞作「あちん」を含む全5編収録
実話と小説の狭間を自在に行きかい、平凡な暮らしに滲み出す怪異を端正に描く。
暗い雨の日には、お城あとのお堀ばたに近寄ってはいけない。オホリノテが這い出すから――現代の福井を舞台に、平凡な公務員・奈津美が出会う怪異を、端正な筆致で描き出す怪談文芸。雨の日に這い出す藻草、タブノキの下に埋まっているもの、午前2時19分に鳴る公衆電話、島に流れ着く霊……実話と物語が、不穏に交錯する。

今年一番はじめに読んだ本。
 
怪談怪談~っと浮き浮きして読んでいたのですが、ラストでうっかり感動してしまいました。
怪談というよりは、良い本を読んだなぁという読後感。
とても面白かったです。好き好き

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