葉崎半島の先、三十人ほどの人間と百匹を超える猫が暮らす通称・猫島。民宿・猫島ハウスの娘・杉浦響子は夏休みを迎え、家業の手伝いに精を出す日々を送っている。そんなある日、ナンパに勤しむ響子の同級生・菅野虎鉄が見つけてしまったのはナイフの突き立った猫の死体、いや、はく製だった!?奇妙な「猫とナイフ」事件の三日後、マリンバイクで海の上を暴走中の男に人間が降ってきて衝突した、という不可解な通報が!降ったきた男は「猫とナイフ」事件にかかわりがあるようだが…。のどかな「猫の楽園」でいったい何が!?真夏の猫島を暴風雨と大騒動が直撃する!奇妙な事件に奇矯な人々、そして猫・猫・猫…ユーモアとシニカルを絶妙にブレンド。コージー・ミステリの名手、若竹七海の真骨頂。
ISBN:4334076351 新書 若竹 七海 光文社 2006/07/21 ¥900
あらすじ、長いな……。
葉崎半島(ねつ造された地域です)のシリーズって、確かこれで三作目?
メインキャラ達が次々にメインの語り手になっていくタイプのお話。
そこそこ仲の良い猫島の住人達のやりとりや、活きの良い猫達の仕草にほのぼのします。(野生の巨大猫……イカス)
特に怪しそうに見えていた人達の最後のほのぼのっぷりには癒された。
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