獣の奏者 I 闘蛇編
2007年4月14日 読書上橋菜穂子待望の長編ファンタジー
けっして人に馴れず、また馴らしてもいけない獣とともに生きる、宿命の少女・エリン。
母が指笛を吹き鳴らしたとたん、奇跡が起こった。だが、その奇跡を、母は「大罪」と呼んだ……。
獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、やがて、王国の運命を左右する立場にエリンを立たせることに……。
ISBN:4062137003 単行本 上橋 菜穂子 講談社 2006/11/21 ¥1,575
上下巻ですが、とても読みやすい。
色々と思うところはあるのですが、なんというか……年代に関係なく確実に影響を受ける本だと思われます。
こういう感想って蛇足だろうとは思うんだけど、作者の思想……みたいなものを感じました。だからといって押しつけがましさはありません。そこが良い。
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