長らく潜伏生活を送っていますが、なんとか生きてま~すw

もう少ししたら次の新刊のお知らせができそう。
ぼちぼち頑張ってます。
新入社員の太田怜治は、急な人事異動でグループ企業新社長の専属秘書になることに。第一印象が最低最悪の新しい上司・沢内貴史は、就任初日から遅刻してきたり、仕事をサボったりと怜治を振り回してばかり。その上怜治の家に勝手に転がり込んできて!?ひたすら迷惑だったはずなのに、ふとしたきっかけでふたりは身体を重ねるようになり…。

ルチル文庫様より発売中です。
『悩める秘書の夜のお仕事』『憂える姫の恋のとまどい』に続く三作目なのですが、いつものようにこの一作でも読めるように頑張ってます。

このシリーズ、実は最初に考えたのはこの話だったのです。
とはいえ、この主人公で話を作るのはどうかなぁと不安があり、脇役カップルを一作目として書き始め、テクノサマタ先生のこっそり素敵ラフイラストに一目惚れして(ヴィクトルのへにょっとした笑顔のイラスト♪)、一瞬にして二作目が脳裏を駆けめぐり、結局最後の作品としてここに辿りつきました。
形にすることができて嬉しく思ってます。
シリーズを読んでくださった皆様方、本当にどうもありがとうございます。
よろしくよろしくお願いします。
高校生の蒼太は母の再婚を機に、歳の離れた従兄弟・光樹と同居することに。しかし、光樹は夜ごと蒼太の部屋を訪れてはまるで恋人のように触れてくる。初めて体を重ねた夜の記憶がない蒼太は、光樹当人にその夜の事実を問い質せないまま関係を続けてしまう。ある日、光樹の友人から、自分は光樹にとって初恋初手の身代わりなのだと聞かされ―。(ネット書店様のあらすじより)


ルチル文庫様より発売中です。
読み切り作品。
久しぶりに高校生の主人公で、楽しく書かせてもらいました。
イラストは金ひかる先生です。
素敵な挿絵で大喜びしています。
よろしくよろしくお願いします。
箱入りでちょっと世間知らずな近江佑樹は、知人・五百川の同僚である十和田繁之が苦手でどうしてもうまく話せない。しかし、五百川から十和田はゲイの遊び人だから近寄らないように、と釘をさされたことがきっかけで自分の恋心に気付いてしまう。それ以来十和田に自分と遊んでほしいと思うようになるが、恋愛未経験の佑樹にはどうしていいのかわからなくて…。(ネット書店のあらすじより)

ルチル文庫様より新刊発売中です。

『お嫁さんになりたい』から続くスピンオフ。
主人公の年齢は、私の作品の中ではかなり上。
うっかりすると妖精さんになれそうなほどに箱入りだった主人公が、不器用に恋をしていく話です。
イラストは高星麻子先生。
雰囲気のある素敵な表紙にご機嫌です。
よろしくよろしくお願いします。
過去の恋愛トラウマのせいで恋愛できずにいた和真。しかし、和真への片想いを隠すこともできない、小さくて可愛い菜人に惹かれ…。

ルチル文庫さまより、9月18日発売予定です。
イラストは夏珂先生。

久しぶりの攻視点。
なかなか苦労しましたが、駄目なイケメンを書くのはけっこう楽しかったです。
よろしくよろしくお願いします。
祖父の手により「売られた」朔がロシアの富豪・ヴィクトルに引き取られて数年。朔は彼のたった一人の恋人になりたいと願うが…。

ルチル文庫さまより7月18日発売予定です。ってか、もう売り出されてるかも……。
『悩める秘書の夜のお仕事』のスピンオフです。
当初の予定より発売日が遅れてしまいましたが、その分、とても綺麗な本に仕上がっていると思います。

前作では完全なる当て馬さんだった遊び人、ヴィクトルを一途に恋い慕う男の子のお話。
子供に年寄り、動物と好きなものをあれこれ詰め込んで大暴走してしまいました。
イラストは、テクノサマタ先生。
テクノ先生が描いてくださったラフに今回も大喜び。
特に犬達のラフ画が可愛くて鼻息が荒くなってしまいました。
よろしくよろしくお願いします。

懸賞で南の島旅行が当たった和志だが、そこに待ち受けていたのは和志に求愛していた風変わりな画家・明仁だった。至れり尽くせりな明仁の接待は快適だが、無人島で二人きりという状況が和志に明仁を意識させて…。

ルビー文庫さまより7月31日発売予定です。
イラストは、かんべあきら先生。
この話のプロットを考えていた頃、南の島にでも行きたいなぁと日々考えていたのでした。
でも旅先での言葉の問題とか、あれやこれやの手続きが面倒臭いし……なんてことを考えながら作ったお話なのでした。
気軽に楽しく読めるよう頑張ってみました。
よろしくよろしくお願いします。

加納 朋子 2012/03 文藝春秋
2010年6月、私は急性白血病だと告知された。愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張ろう。たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた壮絶な闘病記。

大好きな作家さんです。
タイトルを見て、ああ、今回はそういうテーマなのかと思ったのですが、あらすじを読んでみるとリアル白血病闘病記。
びっくりしました。

感情より、病状に重きをおいた闘病記です。
書いてあること以上の葛藤があったでしょうに、そこは控えて闘病中のよかったこと、役に立つちょっとした実感が主体。
苦しいこと、辛いこと、そして家族に対する感情を強く描いて涙をさそう展開に持っていくこともできる筈なのに、そこら辺は控えめ。
同じ病の人達の励みになるように、誠実に病状を記録し、役立つあれこれのほうを重点的に書いててあります。


のんびり気長に新作を読める日が来ることを祈っています。
皇 なつき 角川書店 2012/2/24
宮部みゆきの傑作・江戸怪奇小説が、皇なつきの手によって恐ろしくも美麗なる怪異絵巻に!
江戸の町民たちに降りかかる不可思議な出来事……
「梅の雨降る」「女の首」「時雨鬼」「灰神楽」「蜆塚」の計五編を収録!

原作の短編集は自分でも何度読み返したかわからないぐらいにお気に入り。
特に「女の首」は、私が好む物語の要素がそりゃもうぎっしりつまってて大好き。
綺麗な絵で読めて嬉しかったです。
カボチャの神さまも可愛いし。
素敵なコラボでした。すきすき
新刊の画像が表示されていなかったので、もう一度。
 
 
 
確定申告終わりました! ←嬉しくてしかたない(笑)

ネット上で申告書を作成してプリントアウト出来るようになってから、ほんっとーに楽になりました。
いちいち手書きしなくていいのも嬉しい。
サクっとプリントアウトして税務署に郵送して、控えを送り返してもらって本年度の作業終了。
ほっと一息です。
 
 
お仕事のほうは、現在ルチルさんの「悩める秘書の夜のお仕事」のスピンオフの第一稿が終了したところ。
まだまだ手直しなどがあるので、出版はもうちょっと先です。
悩める~はかなり暴走してしまいましたが、今回のお話も楽しすぎて大爆走……。
楽しい仕事でした。
岩崎書店  2012/1/28 京極夏彦 
おばあさんの住む、とても古い家で、ぼくはしばらく暮らすことになった。
その家の上の方はとても暗い。
暗がりに、だれかがいるような気がしてならない。
気になって気になってしかたない。
京極夏彦と町田尚子が「恐怖」の原点を描いた怪談。

古い日本家屋って大好きなんですが、これを読んでちょっと怖くなってしまいました。
おのれ~。

……とりあえず、天井は見上げないようにしよう。
すきすき
恋人が好きなのは、記憶をなくしていた間の自分…。
大学生の涼は高校の時に事故で記憶をなくしてしまうが、ある日急に記憶が戻り―。

ルチル文庫さまより2月15日発売予定の新刊です。
……が、店頭に並ぶのは1,2日後になると思われます。
すみません。これからは締め切り守るように努力します……と毎回反省はしてるんですが……これが、なかなか……。

とにもかくにも記憶喪失ネタです。大好きなんです。
普通に記憶無くすだけじゃつまらないだろうと、ちょっとひねりを加えたら、自分でも書いててわけわかんなくなったという……。
年齢を指折り数えて確認しながら書きました。(笑)

イラストは、金ひかる先生です。
金先生に描いてもらえると聞いて、それならこのネタを書きたいと暴走。
書いてて凄く楽しかったです。
よろしくよろしくお願いします。
人気クリエイティブディレクターになった大好きな「お兄ちゃん」の志朗と仕事で再会した智尋。苦い思い出から志朗の前では冷たい態度を取るが、接待を迫る志朗に付き合ううち、気づくと裸で抱きあっていて…!? (ネット書店あらすじより)

ルビー文庫さまより1月31日発売予定の新刊です。

イラストは前作同様、タカツキノボル先生です。
ですが、前作のスピンオフではありません。(念のため)
書き始める前から知っていたら、前作の世界観と繋がりをこっそり持たせたりして、誰か気づいてくれるかなぁとわくわくして遊べたのでしょうが、残念ながら知ったときには手遅れだったもので……。
ちょっとだけ残念。
よろしくよろしくお願いします。

ついこの間、新年のご挨拶をしたばかりのような気がするのに……。
年をとればとるほど、時間の流れが速くなるような気がします。
 
 
皆さま健康で、一歩一歩進んでいける良い年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いします。

夢違

2011年11月26日 読書
恩田陸 角川書店(角川グループパブリッシング)  発売:2011/11/12  1,890円
夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を視ているのだろうか?そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する集団白昼夢。狂乱に陥った子供たちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符合を見出す。悪夢を変えることはできるのか。夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものは―。人は何処まで“視る”ことができるのか?物語の地平を変える、恩田陸の新境地。

恩田陸の新境地? え~、すごくらしい作品だと思ったけど。
読んでいる最中、不気味な感覚が何度かぞわぞわっと……。
修羅場中なんで、夜寝る前に一章ずつじりじり読み進めてたんですが、微妙に夢見がよくなかったです。(笑)
そんでもって、ラストシーンもとっても恩田陸らしかったのではないかと。
面白かった。すきすき
宮部 みゆき (著)   吉田 尚令 (イラスト)
この世のなかのどこかに存在している悪い本は、あなたにいちばん悪いことをおしえてくれるでしょう。
そんな本いらない?
でもあなたは悪い本がほしくなります。きっとほしくなります。
宮部みゆきと吉田尚令が子どもたちに贈る、この世でいちばん悪い本。

いや~、これは本当に悪い本です。
イラストの魅力も加わって本当に悪い。
絵本だから、あっという間に読み終わるのに、悪すぎて妙に記憶に残ります。
すきすき

病気の母親の治療費のため、自分を慕う秀人にも嘘をついて生まれ育った家を出、姿を消した雪哉。その後、母親を看取り一人になった雪哉は、秀人と過ごした最後の夜の思い出を胸に小さな花屋を営んでいた。そんな彼の前に突然秀人が現れる。しかし、9年もの間、雪哉が自分を裏切って家を出たと思い込んでいた秀人は、ひどい抱き方で雪哉を傷つけようとして…。

ルチル文庫さまより、11月15日発売予定の新刊です。
『お嫁さんになりたい』からスピンオフで続けてるシリーズの四作目。
今回は、前作の主役カップル達の会社に出入りしている花屋さんが主人公。
主役の年齢をぐぐっと上げているので、ちょっとアダルトな雰囲気に……なったかな? ……あんまりなってないような気がする。……あれ?
綺麗な花束が印象的な高星先生の表紙が美しいです。
よろしくよろしくお願いします。
 
● 
 
そうそう、そういえば、ずいぶん前にルチルの創刊6周年記念の小冊子用の短編を書きましたよ。応募してくださった皆さまに届くのは来年になるのかな?
『悩める秘書の夜のお仕事』の主役カップルのその後の日常をちょろっと。
オチもヤマもなく、ただ甘いだけの、新しくはじまったふたりの生活の一コマ。
 
ちなみに、こちらのお話もスピンオフで続けさせてもらえることになってます。
次は『悩める~』で完全なる当て馬だった、ヴィクトル氏絡みのお話になります。
可哀想だった怜治くんのお話は、また後ほど。
キャララフの段階でテクノ先生が描いてくださった、ヴィクトル氏のちょっとコミカルな雰囲気のラフにうひゃ~っと浮かれ、一気にプロットができてしまったのでこちらを先に書くことにしました。
元はといえば、怜治くんのお話が先にあって、『悩める~』はそのスピンオフという形で考えていたんですけどね。
順番が思いっきり入れ替わってしまいました。
実際に書き始めるのはもうちょっと先。
ルチル文庫さまで、もう一本読み切りを書かせてもらった後になります。
以上、お知らせみたいなものでした。
ちょっとだけ予知夢が見れる広生は、ある日、何故か夢の中で営業の若手NO.1後輩・堀田とキスする夢を見る。どうしてあいつと、と気にしている内に堀田に視線を気づかれ、誘惑されていると思われて唇を奪われて…!?(ネット書店さまのあらすじより)

 
ルビー文庫さまより11月1日発売予定の新刊です。
予知夢だの超能力だのは大好物なのですが、その気持ちはグッと抑えて控えめに……。
未来をちょっとだけ覗く力があるのに、現実に目の前にいる人の心はちょっとも見えない激ニブの主人公の気持ちの動きのほうをメインに書いてみました。
これはこれでかなり楽しかったです。ふふふ
   
イラストは、タカツキノボル先生。
地味目の主人公をとっても上手に料理していただけて大喜びしています。
     
よろしくよろしくお願いします。
かつて売れっ子カメラマンだったが、今はプータロー同然の生活を送る俊介。そんな夫に文句を言いながらも世話を焼いている、健康マニアの妻さくら。ある日俊介は、さくらに半ば強引に子作りのための沖縄旅行へ連れて行かれる。しかしその日を境に、二人に微妙な変化が訪れる。出演は豊川悦司、薬師丸ひろ子ほか。行定勲監督が贈る切ない大人のラブストーリー。

薬師丸ひろ子が凄く可愛い。大きめの白いシャツを買ってしまいそうですよ。
余計な感想を書くと、即ネタバレに直結してしまうんで黙秘しますが、面白かったです。
見ている途中でネタバレの部分がある程度予想できてしまっていたんですが、だからこそ、余計にぐっと来ました。
好き好き。


このDVDのクライマックスシーンを見ているとき、ちょうど担当さんから電話が来て難儀しました。
鼻水垂れるほど泣いていたことがばれてなきゃいいけど。(笑)

隠蔽捜査

2011年10月2日 読書
今野 敏  新潮社  2008/01/29
竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。

最初の五、六ページで、竜崎の家庭人としての有り得なさにムッと。
我慢して読む進めていくと、その有り得なさかげんにもそれなりのしっかりとした信念の裏付けがあるのがわかってきて、更にはキャリアとしての自負やら信念や等もわかってきて、五十ページぐらいまで読み進めたあたりで、竜崎を応援している自分がいましたよ。
いや、これは面白いです。
警察小説としても、キャラクター小説としても。
ただ、このキャラクターを面白いと思えない人には薄味に思えるかも……。

その後、一気に最新刊まで手に入れて地道に読み進め、現在はスピンオフでもある3.5の途中。
噂のシリーズ三作目は、あまりの気恥ずかしさに身もだえするあまり読み進めるのが遅くなっちゃいましたが(っていうか、お友達(?)に真顔で相談するなよ~。相談された側もとんでもない助言しかしないし)、勢いは衰えずおもしろいまま。

シリーズが進むにつれ、竜崎という特異なキャラクターが浸透してきてニヤニヤが止まらなくなります。
本人が真面目なら真面目なほど周囲は面白いというアレですよ。
楽しみなシリーズがひとつ増えました。
好き好き。

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